![]() |
Windows 7へのアップグレードに適した格安パソコンをピックアップした。
何かと懐具合が厳しい今夏。新しいパソコンが欲しいけれど、予算は少なく! という人が多いのではないだろうか。昨今の激安ブームの波に乗り、ネットブックを筆頭にパソコンも低価格化が進んでいる。ただし、「安物買いの銭失い」にならないように注意したいポイントがある。一番は今買ったパソコンで、マイクロソフトが10月22日に発売する「Windows 7」を使えるかどうかだ。そして安くアップグレードできるかどうかを忘れずに確認しよう。Windows 7へのアップグレードに適した格安パソコンをピックアップした。
Windows 7狙いなら5万円前後が最低予算の目安
現在、販売されているWindows搭載パソコンのOSは、「Windows XP」と「Windows Vista」の2種類が大半を占める。Windows Vistaを搭載するパソコンを購入すれば、Windows 7に数千円でアップグレードできる。メーカーの「優待アップグレードサービス/キャンペーン」によるもので、無料でサービスを提供するメーカーもある。Windows 7を使いたいのならWindows Vistaを搭載したパソコンを選ぶのが賢明だ。ただし、Windows Vistaの入門エディション「Windows Vista Home Basic」は、優待アップグレードの対象外なので注意しよう。Windows Vista Home BasicからWindows 7にアップグレードするためには、最低1万5800円のアップグレード版を購入する必要がある。購入時は安くても将来的には損をする可能性が高い。OSの種類に注意して、「Windows Vista Home Premium」以上のエディションを選ぼう。
上の条件を満たして、Windows Vista/7を快適に利用できるパソコンは、デスクトップなら5万円前後、ノートパソコンなら7万円前後から買える。
Windows XPを搭載したパソコンも、「Windows Vista Business」からダウングレードしたものならWindows 7への優待アップグレードが受けられる。それ以外のWindows XPを搭載したパソコンは、Windows 7への優待アップグレードの対象外だ。人気のネットブックも対象外なので気をつけよう。Window XPのセキュリティー更新プログラムの配布は、2014年4月の延長サポート終了期限まで受けられる。急いでWindows 7に乗り換える必要は今のところはない。
Windows XPはスペックの低いパソコンでも十分使える。何より価格を重視する人にはWindows XPを搭載したパソコンがお薦めだ。Windows Vistaを搭載したモデルに比べて選択肢は少ないが、デスクトップなら4万円前後、ノートパソコンなら6万円前後、ネットブックなら3万5000円前後が最低予算と考えよう。
Windows 7を見越したパソコン選びはココに注意!
前述した通り、Windows 7を使いたいなら、Windows Vista(Windows Vista Basicを除く)を搭載したパソコンを購入しよう。優待アップグレードを利用して数千円でWindows 7に乗り換えられるからだ。
Windows Vistaを搭載したパソコンには、3万円を切るものもあるが、優待アップグレード対象外のWindows Vista Home Basicを採用しているケースが多いので気をつけよう。
Windows 7を快適に使えるスペックを持っているパソコンかどうかも確認しよう。Windows 7はWindows Vistaほど高いスペックを要求しない。それでも購入してから長く快適に使おうと思ったら、ある程度のスペックを持ったパソコンを選んだ方がいい。以下の条件を満たすモデルであれば安心してWindows 7に乗り換えられる。
・CPUはデュアルコア、CeleronやPentiumのデュアルコア版がお薦め
パソコンの頭脳であるCPUは、デュアルコアCPUを選ばないと快適に使えない。もっとも普及しているインテルの「Core 2 Duo」を搭載したパソコンは、高性能だが価格が高い。予算を重視するなら「Celeron」や「Pentium」のデュアルコア版を選ぼう。AMD製のCPUでもデュアルコア版を選んだ方がよいのは同じだ。
・メモリーは2GB以上
激安パソコンは、メモリーが1GBのものがあるので注意しよう。Windows Vistaを快適に使うためには、2GB以上のメモリーが必須だ。Windows 7は、1GBのメモリーでも快適に動作するが、多いに越したことはない。2GBが最低ラインと考えよう。購入時の予算を抑えて、後から増設するのも1つの手だ。その場合はメモリースロットの空きに注意しよう。
・グラフィックス機能はチップセット内蔵で必要十分
グラフィックス機能は、チップセット内蔵の機能で間に合う。デスクトップはグラフィックスカードを後から追加できる。
・HDD容量は予算に合わせて選ぶ
HDDの容量は多ければ多い方がいい。60~80GBでもすぐに困ることはないので、予算を抑えるために少なめに設定するのも手だ。後から外付けHDDを付け足してデータを保存することもできる。ネットブックには16GBや32GBのSSDを搭載する機種がある。この場合は、データの保存が面倒になるので注意しよう。できれば160GBのHDDを搭載したモデルを選びたい。
・光学ドライブも予算に合わせて選ぶ
低価格パソコンでは、光学ドライブにDVD-ROMドライブを搭載していることが多い。DVDメディアの読み込みはできるが、書き出しができないタイプだ。DVDへの書き出し機能付きの外付けドライブが1万円以下で売られているので、それほど気にする必要はない。
・デスクトップはディスプレイに注意
低価格なデスクトップは、ディスプレイが別売になっていることが多い。この場合はディスプレイの予算も含めて考えること。19型ワイドなら1万円台後半、20型~23型ワイドでも2~3万円台で購入できる。予算に合わせて選ぼう。既にディスプレイを持っているなら、それを流用するのもよいだろう。
デスクトップ編
お買い得なパソコンを探すなら、大手メーカーの直販モデルをチェックしよう。日本ヒューレット・パッカード、デル、エプソンダイレクトといった大手直販メーカーのほかに、NECやソニーなども直販サイトでの販売を手がける。BTO(受注生産方式)で店頭販売モデルよりスペックを下げられるので、安く買えるモデルがある。
BTOのポイントは、価格を重視しつつもWindows 7にアップグレードして長く使えるスペックを選ぶこと。最低ラインは、OSがWindows Vista Home Premium、CPUがデュアルコア、メモリーが2GBと考えよう。そのほかのHDDや光学ドライブは、予算に応じてカスタマイズしよう。低価格なデスクトップは、ミニタワー型とスリム型がある。ミニタワー型は内部に拡張カードや内蔵型HDDを増設できるものが多い。スリム型は拡張性が低い。初期投資を抑えて、購入後にパワーアップするのならミニタワー型を選ぼう。
A4ノート編
ノートパソコンも、お買い得な製品を探すなら直販モデルをチェックしよう。BTOのポイントもデスクトップと同じだ。OSはWindows Vista Home Premium、CPUはデュアルコアタイプ、メモリーは2GBを選ぼう。店頭販売モデルでも条件は変わらない。これらの条件を満たすモデルの価格は6万5000円~7万5000円ほど。デスクトップより割高だが、ノートパソコンの場合はディスプレイを別途購入する必要がないので、合計金額はそれほど変わらない。
モバイルノートにもお買い得モデルがある
モバイルノートも低価格化が進んでいる。海外メーカーを中心に10万円を下回る製品も出てきた。20万円クラスの製品に比べると、ビジネス用途で重要な堅ろう性やセキュリティー機能は劣る。それでも価格重視のユーザーには必要十分な機能と性能を持っている。
Windows 7へのアップグレードの条件を満たし、かつ手ごろなモバイルノートの相場は7万~10万円。低価格なモバイルノートは、インテルの消費者向け超低電圧CPU(CULVプロセッサ)と、AMDのAthlon Neo X2/Turion X2という低価格パソコン向けCPUの登場により、盛り上がりを見せている。まだまだ新しいCPUで採用機種が少なく選択肢は少ないが、注目のカテゴリーだ。
Windows XP搭載パソコンを安く買う方法
どうしてもWindows XPを搭載したパソコンが欲しい場合は、大手メーカー直販サイトのBTOを利用して、Windows XP Professionalダウングレード権を含むWindows Vista Businessを選ぼう。この場合はWindows 7への優待アップグレードも受けられるので安心だ。
Windows 7への優待アップグレードを受けなくてもいいという人は、ショップブランドのパソコンを選ぼう。ドスパラのミニタワー型デスクトップ「Prime Knight GC」は、Windows XP Home Edition選択時の最低価格が3万7979円。Windows 7への優待アップグレードの対象のWindows Vista Home Premium選択時の4万3979円より6000円安い。ブランドなどにこだわらなければショップブランドのパソコンも有力な選択肢になる。
【番外編】ネットブックを今買うなら激安モデルをチョイス
OSにWindows XPを搭載するネットブックの相場は4~5万円台。Windows 7への優待アップグレードが利用できないことを考えると、このタイミングでベーシックな5万円クラスのモデルを買うのは賢くない。4万円以下の激安ネットブックを買って使い倒すのがお薦めだ。海外メーカーは新製品の投入サイクルが短く、旧型製品が併売されることがある。A4ノートなどと違い新型と旧型の性能差が少ないので、手ごろな旧型製品を選ぶといいだろう。
ただし、ディスプレイの解像度と記憶装置の種類だけはチェックしよう。ネットブックには1024×600ドットと1024×576ドットの製品がある。縦方向の解像度が576ドットだとデスクトップが狭くて使いにくい。記憶装置は、16GB程度のSSDだとすぐに容量がいっぱいになってしまう。160GBのHDDを搭載した製品を選ぼう。この2点をクリアしていれば間違いない。
【番外編】安さを求めるなら再生パソコンに注目
安さを求めるなら中古パソコンを選ぶ方法がある。しかし、一点物で好みのものが見つかりにくかったり、保証が短かったりする。もちろん、Windows 7への優待アップグレード対象外だ。パソコンに不慣れな人にはまだまだ敷居が高い。そこで注目したいのが「リユースパソコン」だ。マイクロソフトの再生パソコン事業者向けプログラム「Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)プログラム」に基づいて、正規のWindows XPを付けて販売されるパソコンだ。中古パソコンの一種だが、きちんと整備されたパソコンを正規のOS付きで購入できる。1万円を切るものもあるので、安く安心して使えるパソコンが欲しいのなら、リユースパソコンを選ぼう。
6980円から買える「リボーンPC」
代表的なリユースパソコンは、パシフィックネットの販売する「リボーンPC」だ。企業へのリースパソコンを買い取り、再生パソコン用のWindows XPをインストールして販売する。販売網は同社の直販サイトと秋葉原中央口店など全国7つの直営店。
個人から買い取りして販売している中古パソコン店よりも、供給量が安定していて、価格が一律なのが特徴だ。スペックの違いで、6980円、9980円、1万4800円、1万9800円と価格分けされている。デスクトップは6980円から。A4ノートも1万円台から購入できる。

Recommend to Front page




Comment Permissions: Allow commenting