世界中で絶賛されるiPhone版新作インベーダーTAITOからリリースされたiPhone/iPodtouch向けゲーム「スペースインベーダー インフィニティージーン」は懐かしい演出も随所に見られる秀逸シューティングゲーム。

 先日AppStoreで配信開始されたTAITOのiPhone/iPodtouch向けゲーム「スペースインベーダー インフィニティージーン」が世界中に絶賛されている。新時代のインベーダーゲームとも言えるこのゲームは、まさにCOOL!と呼ぶにふさわしいTAITO渾身の快作シューティングゲームに仕上がっている。

 すでに世界中のAppStoreで満点のレビューが大量についているため、多分に期待しつつアプリを購入したが、実際にプレイした感想は筆者の期待値を大きく上回るものだった。国内でのiPhone3G発売時から数百に及ぶゲームをプレイしてきた筆者だが、正直iPhoneのタッチインターフェイスで本格的なシューティングゲームをプレイすることに諦めさえ感じていたが、「スペースインベーダー インフィニティージーン」を体験してその考えが消し飛んでしまったのだ・・・。

 その性質上、操作時に必ず画面の一部が隠れてしまうiPhoneでは、操作方法として画面下部に設けられた仮想十時キーや、加速度センサーを使った操作、指を置いた点を基点として指をスライドさせた方向にキーが入る操作法など様々な操作方法が編み出されてきたが、どれもシューティングゲームをプレイするには不十分で、敵の弾をヒョイヒョイかいくぐるプレイの実現には程遠いものだった。

 しかし、TAITOの出した答えはそのどれとも違う画期的な操作方法だったのだ。それはゲームシステムとも密接にリンクするのだが、ようするに自機の移動速度という概念をなくして、画面上の指の移動に自機を完全にシンクロさせることで思い描いたとおりの軌跡で自機を移動させることが出来るという斬新な方法だ。この方法なら指をどの位置においてもプレイできるし、大量の弾幕をかいくぐる快感もストレス無く味わうことが出来るのだ!ただ、この移動方法は自機の移動速度という概念を払拭した前提でゲームバランスを調整されている「スペースインベーダー インフィニティージーン」だから出来る芸当であり、過去の名作にこの操作方法を適用すれば完全にゲームバランスを崩してしまうだろう。とはいえ、この操作方法により今後、iPhoneのシューティングゲームが大きく変わっていくことは間違いないだろう。

 長々と操作方法の秀逸さについて述べてきたが、「スペースインベーダー インフィニティージーン」の凄さはもちろん操作方法に留まらない。一見シンプルに見えるモノクロ基調のグラフィックは処理の軽さから圧倒的なスピード感を生み、むしろリアルなグラフィックよりも先進性を感じるほどだ。スタートのメニューやプレイ中のSE、BGMは懐かしいゲームミュージックの音色を彷彿とさせながらも現代的な凝ったアレンジを垣間見せる。そして肝心のゲームデザインはもはや鳥肌ものだ!スタート時は懐かしのインベーダーゲームだが、見る見るうちに自機が、ステージが、敵が、ゲームそのものが進化してゆき、気が付けばまだ見たことの無いクールな新作シューティングになっているのだ。

 しかも、80~90年代のシューティングゲーム全盛期にゲームセンターに通い詰めたユーザーなら思わずニヤリとしてしまう演出が盛りだくさんで、このゲーム1本でタイトーシューティングの歴史を垣間見ることが出来るだろう。インベーダーはもちろん、名作ハレーズコメットやレイシリーズ、ダライアスなどのエッセンスが随所に盛り込まれているのだ。シューティングゲームの面白さを再認識させ、ノスタルジーに浸りながらも斬新な新作シューティングをプレイできる喜びを与えてくれたTAITOの開発チームに感謝したい。

 

Posted by kitla at 痞客邦 PIXNET Comments(0) Trackback(0) Hits(37)