AMD は4日、同社の最新チップセット『AMD 785G Chipset』の OEM 出荷を開始した。AMD にとって Microsoft の次期 OS 『Windows 7』向け製品群の基礎となるチップセットで、Windows 7 の一部機能を活用する設計となっている。

本製品は AMD として初めて『DirectX 10.1』(Microsoft のマルチメディア用 API 群の最新バージョン) に対応した統合グラフィック プロセッサ (IGP) だ。NVIDIA はすでに『GeForce GTS 250M』という DirectX 10.1 対応 IGP を出している。

IGP 市場で圧倒的なシェアを持つ Intel は、いまだ『DirectX 10』対応の IGP チップセットを出していない。DirectX 10 は2007年に『Windows Vista』とともにリリースとなった。

AMD のデスクトップ製品ブランドマネージャ Brent Barry 氏は、取材に対し次のように述べた。「当社は今回の新製品が、チップセットに大きな進化をもたらすものとは考えていない。いくつかの新機能を追加したが、主にグラフィック コアに関わるものだ。また、Windows 7 向けに追加した新機能もいくつかある」

Windows 7 では、DirectX の最新版『DirectX 11』がともにリリースとなる。AMD の ATI ブランドと NVIDIA はアドインボード搭載のディスクリート グラフィック プロセッサ で DirectX 11 に対応する予定だが、DirectX 11 対応のゲームやアプリケーションが市場に出るのはもう少し先になるため、それほど急ぐ必要はない。

AMD 785G はコアに『Radeon HD 4200』を採用しており、直近の IGP チップセット『AMD 790GX』から完全に1世代進んだ製品となる。45nm 製造プロセスを用いた新しい『Athlon II』と『Phenom II』の両プロセッサを組み合わせることで、アプリケーションによっては消費電力を50%も削減することが可能だと、AMD の Barry 氏は述べている。

「Windows 7 では未使用時にグラフィック プロセッサ (GPU) の速度を下げたり、オンとオフを切り替えたりするなど、エネルギー効率に関する機能が拡充している。消費電力管理のほか、メモリ管理やスレッド管理においても Windows 7 の方が Windows Vista より優れている」と Barry 氏は語った。

Posted by kitla at 痞客邦 PIXNET Comments(0) Trackback(0) Hits(36)